今日もまた、ボールは転がる

消え去っていってしまうものと、辿りつきたいところ。必死に手をのばし続けたい。

開幕に寄せて

さあいよいよ、祭りがはじまる。

それにしても久しぶりのブログ更新である。
気がついたら2月は一回も更新してないもんね。
きっと2月なんて存在しなかった月、どっかの悪いスタンドに削り取られた時間なんだ。そうなんだ。

まあ正直な話、単純に忙しかったのは間違いないけど、書く時間が全くとれないことはなかったはずだし、書きたいこともそれなりにあった。
でも、書けなかった。
分かっている。それはぶっちゃけ、やる気の問題だ。

最近よく思うのだが、人それぞれやる気には総量がある。優先順位もある。
いくら個別にやる気のある物事があっても、他のことでやる気の総量を使い果たしてしまったら、人には息抜きという充電が必要なのだ。
そして、そのやる気の総量が、すなわちのその人の若さであり、才能でもあるのだろう。

…話がそれた。
やる気の消耗性はオイラにとって重要なテーマだと思ってるけど、このエントリーの本題じゃあない。

大事なのは、オイラが今、ブログを書くやる気があるっていうこと。
今とは、Jリーグ開幕直前のこの特別なひと時だということだ。

そう、オイラは今、とてもワクワクしている。

そして、ふと些細なことを考える。
冒頭で祭りと書いた。
果たしてそれは本当か?
これから始まるのはお祭りごとなのか?
ぼくらが当たり前に迎え過ごす日常ではないのか?

祝祭か日常か。
言葉の定義をとやかく言いたいわけじゃないけど、今感じてるワクワクを、ブログを書く気になった気持ちの昂りを、せっかくだからもう少し丁寧に言葉にできたらいいなと思う。

うん。そしたらやっぱり、それは日常だ。
希望に満ちた新しい日々の始まりだ。

例えば、遠足の前の日、っていう表現があるけど、そういう待ちに待ったスペシャルなイベントの感覚ではなくて、進学とか就職とか引越とか結婚とか子供の誕生とか、新たな日々が始まるワクワク感に近いと思う。

もちろん、そこには不安もつきもの。
Jリーグで言えば、なんといっても、今年は2ステージ制の復活という大きな環境の変化があるし、愛するフロンターレに関しても、おいおいそんな装備で大丈夫か、と言いたくなるほど、明らかに守備で計算できる戦力が足りない。ポストシーズン万歳、攻撃万歳である。

それでも、だ。
それでももう一度言おう。
これは、希望に満ちた新しい日々の始まりだ。

何が待っているのか分からない。不安もある。でも、だからこそ刺激的で、だからこそぼくたちは人生を謳歌する。
過去に起きてしまった失敗はたくさんあるけど、将来に定められた失敗はそうそう多くはない。
新しいシーズンで敗北が決まっているプレイヤーは一人もいない。
何度でもリセットされ、ぐるぐると繰り返されるシーズン。
そのたびにワクワクして、ぼくたちは新しい環境の日々を楽しむことができるのだ。

なんて都合のいい。
なんてバカみたいな話だ。
そこにはやっぱり希望しかない。

オイラはこれを永遠に続く祭りというよりは、そこにある日常のありがたみだと思いたい。
つくづく素晴らしい日々である。
書きながらさらにワクワクが盛り上がってきてしまった。
さっさとテレビの前に張り付こう。

そんなこんな。