あの頃を今、思う
2回目のランニングが終了。
といっても、前回は慣らしというか、正直なところ半分くらいウォーキングだったので、実質的には今日が初回みたいなものだ。
まあ、キツい。慣らした時の感触からするともっと走れると思っていたけど、どっこいそんなに甘くはなかったぜ。
横っ腹が痛くなるとかじゃなくて、もうなんか肺?心臓?その辺が痛い。
なぜ人はIKEAに行くと買うつもりでなかったものもたくさん買い込んでしまうのかとか、
なぜウチの息子は「た!」と叫ぶのかとか、
いろいろと思索に耽りながら優雅に走るつもりだったのだが、まるでそれどころじゃなかった。
まず走ることに必死で、考えるという行為がキツい。
できるのはせいぜい、自然と頭に思い浮かぶことを噛み締めることくらいだ。
BGMに聴いていたRadioheadの懐かしきセカンド「The Bends」の世界観に浸りながら、
これをリアルタイムで聴いてた頃は楽しかったなあ、体力も断然もっとあったよなあ、というイメージが自然と頭に浮かんできて、とりつかれてしまった。
そして、そのうち気がついた。あったのは体力だけじゃない。
きっとあの頃は、時間やお金や野心や仲間や情報といったさまざまな資源を、一番ちょうどよく備えていた時期だったのだろう。
当時と比べれば今は圧倒的に時間が足りないし、お金もあるようで実は無い(収入はもちろん増えているけど、自由に使えるお金はそんなに変わってない気がする)。
もったいないことをしたという、ありきたりな後悔にRadioheadはよく似合うのだ。
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あれからもう15年ほどが経ち、その間仕事の経験にパラメータをふりすぎた感はあるけれど、その他にも知恵や情報、行動力なんかは当時よりも多く手に入れているはずだ。
できることはまだまだあるはず。そんなことを綴っていけるブログになったらいいな。
とりあえず体力をできる限り取り戻そう。
はじめる前はあんなとこやこんなとこに走りに行こうって妄想してたけど、しばらくは今のルートを走り続けようと思う。
今回よりも次回はもっと遠くまで走れたら嬉しいから。
ちなみに「The Bends」で一番好きだったのは「Black Star」から「Sulk」の流れ。あの終盤の感じ。
でも今日は体力の限界で、走っていてそこまで辿り着かなかったから、次に「The Bends」を聴いて走る時は最後まで完走したい。そういうのも楽しみだよね。
そんなこんな。
三連休が終わっちゃったよ。